月ときなこと宝塚

宝塚は幸せの歌

月組『DEATH TAKES A HOLIDAY』千秋楽映像

 タカラヅカニュースで月組『DEATH TAKES A HOLIDAY』千秋楽の模様を見ました。すごく充実した空気を感じられて、いい公演だったんだろうなと思いました。

 先日の突撃レポートで話題に出た死神の仮面も映っていて、気になっていたのでスッキリ。なるほど、あれでは目がどこにあるかわからないかも。でもあの仮面があるから最後のシーンが成り立つんですね。

 千秋楽映像を見て、いろんな人に見せ場がある作品なんだなと思いました。小規模な公演のいいところですよね。それに舞台セットがよく動く! 小道具も、死神が手をかざすと薔薇が枯れるとか、どうなってるんでしょう?

 ブルーレイの発売が待ち遠しいです。それまでは、初日映像と千秋楽映像から全体像を想像することにします。ル・サンク特別編集『DEATH TAKES A HOLIDAY』も8月8日発売予定だそうなので、それも楽しみです。

 

 月組版を見るまでは取っておこうと思っていたオフ・ブロードウェイ版の音楽を、今日やっと聴いてみました。シナリオのペーパーバックもAmazonで買えたので、今日はオフ・ブロードウェイ版の音楽を聴きながらシナリオを読む…という初めての試みをしてみたところ、非常に楽しかったです!

 前にブログでも書いたのですが、私は宝塚との出会いが実況CDだったので、見たことない舞台を音楽と言葉から想像するという楽しみを久しぶりに思い出しました。公演中止で唯一のチケットが飛んだときはすごく落ち込みましたが、観に行けていたらこれをすることはなかったと思います。このイレギュラーな形で楽しむことになった『DEATH TAKES A HOLIDAY』、きっと忘れません。ブルーレイで答え合わせ?をするのもとても楽しみ。

 

 それにしても、きれいな音楽ですね。『グランドホテル』のようなキャッチーな楽曲というよりは、オペラのような音の連続というのでしょうか。昔、初めてワーグナーのオペラ『トリスタンとイゾルデ』や『タンホイザー』を聴いたとき、こんな甘美な音の世界があるのか!と驚いたのですが、なぜかそれを思い出しました。

 ちなみに私がトリスタンとイゾルデを知ったのは初演月組『ル・ポァゾン 愛の媚薬』です笑。その後ワーグナーを聴いてみて、本当に媚薬みたいな音楽があることにびっくりしました。『トリスタンとイゾルデ』も愛と死がテーマなので、『DEATH TAKES A HOLIDAY』も通じるところがあるのかな~と思ったり(まだ見たこともないのに…)。

 

 オフ・ブロードウェイ版を聴いていて、こういう音楽を、声の好きな歌い手が歌うのを聴くのって、すごい喜びなのでは?と、ますます月組版を聴いてみたくなりました。この死神を月城かなとさんはどう歌うんだろう?海乃美月さんとどういうデュエットになるんだろう?とか、想像していると興味が尽きません。

 そして私は風間柚乃さんの声が大大大好きなので、風間さんの歌も本当に楽しみです。佳城葵さんとのデュエット?やお芝居もぜひ見たい。娘役好きとしては、白雪さち花さん、白河りりさん、きよら羽龍さん、皆々さんの歌がとても楽しみだし、蓮つかささんや夢奈瑠音さんに見せ場があるのもすごく楽しみです。噂では、瑠皇りあさんと菜々野ありさんが一緒に歌うんですよね? あー楽しみ。

 ということで、公演は終わってしまいましたが、私の『DEATH TAKES A HOLIDAY』熱はまだまだ続きそうです。