『DEATH TAKES A HOLIDAY』稽古場レポート
あと2週間弱で始まる月組『DEATH TAKES A HOLIDAY』。30日のタカラヅカニュースでは、その稽古場レポートがありました。
お話しされていたのはこちらのお三方。
- フィデレ役 佳城葵さん
- アリス・ランベルティ役 白河りりさん
- ソフィア役 桃歌雪さん(司会)
音楽について
『グランドホテル』や『ファントム』のモーリー・イェストンさんの音楽で、素晴らしいミュージカルになっているとのこと。はー、楽しみ。
- 音が上下に飛んだり、何重唱にもなったり
- 楽曲の音域が広い(男役の音域に合わせて多少キーの調整も)
- 男役の音はいつもより低め(下はミのフラットくらい)
- れいこさん(死神役の月城かなとさん)はさらに低い音まで響いててすごいらしい
フィデレ(佳城葵さん)
ランベルティ公爵家の使用人頭。佳城さんいわく、使えるのか使えないのかわからない人で、早とちりしたり間が悪かったり。仕事はやる気あるんだけど怖がりで、踊ってないのに汗かいちゃうような大変な思いをしている人物。公爵(風間柚乃さん)の逆鱗に触れたりするらしい…。
そして、佳城さんと風間さんが一緒に歌う(歓喜)! 「芝居こみこみのてんやわんやの曲」って、どんな歌でしょう!? まとめたいけど崩したい、風間さんもまとめる人ではないから、とっちらかったのを回収しながらまたバーンと出す…とのことで、想像できるようなできないような。とにかく楽しみです!
アリス・ランベルティ(白河りりさん)
グラツィア(海乃美月さん)の義理の姉。パワフルで、人前に出るのが好きで、目立ちたがり屋の人。若くして夫(グラツィアの兄ロベルト)を亡くした悲劇の人でもあるが、恋する乙女なところもある。「お若いんでしょ?」と佳城さんが聞くと、26歳で未亡人になった、と…。
そんな白河さんは、月城さんに猛烈アタックしたり、タップを踊ったり、見どころがたくさんあるそうでとても楽しみ。月城さんと歌ったりするのかな? だと嬉しいな!
ソフィア(桃歌雪さん)
ランベルティ公爵家の使用人のお一人。十分に様子がおかしそうなフィデレさんに「ソフィアさんだっておかしいじゃない?」と言われていたソフィアさん。どんな役なんでしょう? ランベルティ家の使用人たちは、仕事はするものの私情がはさまりすぎらしい笑 。月組の下級生らしい、個性あふれる使用人さんがいっぱいだそうなので、こちらも楽しみです。桃歌さんや皆さんのタップも!
その他の皆さんの見どころ
月城かなとさん(死神/ニコライ・サーキ)は、死神とニコライ王子の二面性が見どころ。同じ人なのに空気がバリッと変わるのがすごく面白い、と。王子が現れたときのランベルティ家の女子たちの反応が楽しいらしい(公爵夫人の白雪さち花さん含む笑)。桃歌さんいわく「誰もが息を呑む美しさ」。それって、誰もが月城さんで一番見たいやつでは!
そして「かわいいのよ~、海ちゃん」と佳城さんがデレていた海乃美月さん(グラツィア・ランベルティ)。天真爛漫でかわいい海乃さん…いいですね。ランベルティ家には、海乃さん、白河さん、きよら羽龍さん(デイジー・フェントン )という個性の違う三人の女性がいるらしい。お花がポンポンポンと咲いている感じ…と佳城さんが言っていて、想像するだけでかわいい。
今回は、専科の英真なおきさん(ダリオ・アルビオーネ男爵)もご出演。パワフルで素敵な英真さんと、かわいいおばあちゃんの彩みちるさん(エヴァンジェリーナ・ディ・サン・ダニエッリ公爵夫人)のほっこりシーンがあって、いろんな愛の形が垣間見えるとのこと。
『DEATH TAKES A HOLIDAY』は愛にあふれたコメディ
白河さんいわく、『DEATH TAKES A HOLIDAY』は愛にあふれた、愛について考えたくなるような作品。佳城さんは、この作品はコメディです!と。正確には、コメディであることを広めたいと演出の生田大和さんが言っていた…とのことなので、私もここで広めることにします笑。愛にあふれたコメディ作品、とても楽しみです。
このお三方の話は心地いいですね。皆さん声が落ち着いていて、かつ楽しそう。
桃歌さんは話を進めるのがお上手。髪型がまた素敵だった…。横を向いたときにアシンメトリーの前髪ウェーブがよく見えて、横顔がとても美しい。
白河さんは積極的に話していて、いろいろ聞けてすごく嬉しい。りりさんの髪型も若々しくてかわいらしく、お洋服も黒のレースがシック&華やか。
佳城さんは、左右のお二方と目をよく合わせつつカメラも平等に見てくれて、本当にプロ。しかも話がよどみなくてとてもわかりやすい。執事をイメージした感じのお洋服も素敵でした。
短いコーナーなのに、この満足感。観劇がもっと楽しみになりました。ありがとう!